共通キューサイン

五十音

濁音・半濁音

濁音がつく場合、手を人差し指に変えるだけです。例えば、か行は、手のひらの先を喉にあてて表しますが、が行は、人差し指の先を喉にあてて表します。

長音

長音は、発音対応の場合、手の動きを伸ばして表します。

促音

促音は、直前のキューサインを表した直後に手を前方に返します。

拗音

小さな『ゃ・ゅ・ょ』は、そのキューサインを表す手を横に引きます。右手で表したならば右へ、左手で表したならば左へ引きます。

拗促音

小さな『ゃっ』などは、そのキューサインを表す手を横に引きながら手を返します。右手で表したならば右へ、左手で表したならば左へ動かします。

共通キューサインを使った例

キューサインは、基本的に「発音対応」ですが、「文字対応」の使い方もあります。
「文字対応」の場合は、ひらがなで書く場合の文字を使って表します。たとえば「お父さん」は、「おとーさん」と通常通り発音しながらも、キューサインは、発音対応では「お/とー/さ/ん」、文字対応では「お/と/う/さ/ん」と表します。発音を伝えたいときは「発音対応」、文字で書くとどうなるかを伝えたいときは「文字対応」が良いでしょう。場面や目的に応じて柔軟に使い分けてください。

※以下の単語の動画は、初心者のために、キューサインをゆっくり用いています。実際は、日本語のリズムを伝えることも日本語獲得のために大切なので、リズムに合わせた滑らかな使い方になるようにしてください。各音節のキューサインを一つずつ明瞭に表そうとするあまりに、日本語の自然な話し方が大きくくずれることのないようにしてください。

発音対応 文字対応
おはよう お/は/よー お/は/よ/う
さようなら さ/よー/な/ら さ/よ/う/な/ら

その他の使用例

ごめんなさい ご/め/ん/な/さ/い
チューリップ ちゅー/りっ/ぷ
リュックサック りゅっ/く/さっ/く
石屋(いしや) 医者(いしゃ) い/し/や ・ い/しゃ
マッチ ま/ち ・ まっ/ち
はと はーと は/と ・ はー/と
レザー レーザー レジャー  れ/ざー・れー/ざー・れ/じゃー
牛乳 ぎゅー/にゅー
私は、学校へ行きました わ/た/し/わ//がっ/こー/え//い/き/ま/し/た(動画なし)
助詞の「は」は「わ」、「へ」は「え」と発音するが、キューサインは、基本的に発音対応であるため、それぞれ「わ」と「え」のキューサインで表す。「口で言うときは『わ』だが、書くときは『は』と書く」などと指導したい場合は、文字対応のキューサインになる(「は」や「へ」を用いる)場合もあってよい。言語獲得のしやすさに韻律情報が寄与するため、キューサインで文章全体を表す場合は、通常の話し方のリズムをこわさないことが望ましい。

イラスト一覧表

共通キューサインのイラスト集